BOI、570億バーツの投資プロジェクトを承認 アジア初のバイオエチレン生産工場を設立

タイ投資委員会(BOI)理事会が8件のプロジェクトを承認し、総投資額は569億4,700万バーツに達した。承認されたプロジェクトには、アジア初・世界2番目のバイオエチレン生産工場、総発電容量280メガワット以上のクリーンエネルギー発電所、データセンター、病院、航空輸送事業などが含まれる。

主な承認プロジェクト:

  1. ブラスケム・サイアム社によるバイオエチレン生産プロジェクト:投資額193億1,300万バーツ。アジア初、世界で2番目のバイオエチレン工場となる。
  2. スーパー・アース・エナジー8社による廃棄物発電プロジェクト:投資額28億5,500万バーツ、発電容量20メガワット。
  3. ナショナル・パワー・プラント12社によるバイオマス発電・蒸気生産プロジェクト:投資額93億9,600万バーツ、発電容量130メガワット。
  4. SCGグループのコジェネレーション発電・蒸気生産プロジェクト:投資額60億バーツ、発電容量130メガワット。
  5. トゥルー・インターネット・データセンター社のデータセンタープロジェクト:投資額33億4,500万バーツ。
  6. 米国大手企業によるデータセンタープロジェクト:投資額71億8,500万バーツ。
  7. バムルンラード・インターナショナル・プーケット病院プロジェクト:投資額49億6,000万バーツ、212床のブティック病院。
  8. タイ・ライオン・メンタリー社の国内外旅客航空輸送プロジェクト:投資額38億9,300万バーツ、10機の航空機導入。

BOIのナルトム・テートスティーラサック長官は、「今回承認されたプロジェクトは、政府が重視するターゲット産業における国内外の大規模投資プロジェクトです。これらのプロジェクトは、タイが新しい経済へと進化するための重要な産業への投資先として依然として魅力的であることを示しています」と述べた。

2024年6月14日 プラチャーチャート・ビジネス・オンライン