BEMが入札に勝利したオレンジライン(バンクンノン~ミンブリー)の路線には、どの駅があるか、いつ利用できるのか。
2023年7月16日、内閣は交通省が提案したオレンジライン鉄道プロジェクトの民間企業選定結果と投資契約草案、及び契約条件を承認しました。この結果、バンコク高速道路およびメトロ株式会社(BEM)が選定され、最高行政裁判所はすべての訴訟で棄却判決を下し、投資契約草案も検事総長の審査を通過しました。 2023年7月18日、タイ国鉄公社(MRTA)は、入札勝者であるBEMとの契約署名式を開催し、スリヤ副首相兼運輸大臣が式典の議長を務めます。 ### オレンジラインの駅一覧 オレンジライン(文化センター〜ミンブリー区間)は、総延長22.5キロメートルで、17の駅があり、そのうち10駅が地下駅、7駅が高架駅です。 - 文化センター駅 - MRTA駅 - ワットプララーム9駅 - ラームカムヘーン12駅 - ラームカムヘーン駅 - タイスポーツ局駅 - ラームカムヘーン34駅 - ラムサーリー交差点駅 - シーブラパー駅 - クローンバーンマー駅 - サンマコーン駅 - ノームクラオ駅 - ラートパタナ駅 - ミンパタナ駅 - ケハラームカムヘーン駅 - ミンブリー駅 - ロムクラオ交差点駅 また、オレンジラインには3つの主要な接続駅があります。 - **ブルーライン**(文化センター駅接続) ホワランポーン〜バンスー〜ラックソン間を移動可能 - **イエローライン**(ラムサーリー交差点駅接続) サムロン〜ラートプラオ間を移動可能 - **ピンクライン**(ミンブリー駅接続) ノンタブリー政府庁舎駅まで移動可能 ### オレンジラインの開業予定 スリヤ副首相によると、MRTAに対して計画通りに進行するよう指示が出されており、東側区間(文化センター〜ミンブリー)の22.5キロメートルは、2028年1月までに開業予定です(当初は2028年5月開業予定)。 西側区間(バンクンノン〜文化センター)の13.4キロメートルは、2030年半ばに開業予定です。また、オレンジラインは20バーツ以下の運賃を採用し、全区間20バーツで利用可能になります。 ### 今後の展望 スリヤ副首相は、オレンジライン全体が完了することで、バンコクの交通網の接続性が向上し、交通渋滞や大気汚染の軽減に貢献し、都市開発を郊外へと拡大する効果があると述べています。 2030年までには、オレンジライン全区間の利用者は1日あたり約40万人に達すると予想されています。