ACE(Absolute Clean Energy)は、タイの地方電力公社(PEA)との間で、さらに3つの太陽光発電プロジェクトに関する電力購入契約(PPA)を締結しました。これらのプロジェクトは合計で20メガワットの発電容量を持ち、タイ国内のクリーンエネルギー供給をさらに拡大することが目的です。

ACE(Absolute Clean Energy)は、最新の発表で、地方電力公社(PEA)との電力購入契約(PPA)に基づき、3つの新たな地上設置型太陽光発電プロジェクトの合計20メガワット分の発電能力を追加しました。この契約により、同社は2025年から2030年の期間にわたる再生可能エネルギーのフィードインタリフ(FiT)入札プロジェクトで、合計18プロジェクトを獲得したことになります。全プロジェクトが2027年までに商業運転を開始すれば、年間約6.5億バーツの追加収益が見込まれます。 2023年7月17日、ACEのCEOであるタナチャイ・バンディットワラプーム氏は、PEAから通知を受け、3つの太陽光発電プロジェクト(合計20メガワット)に対して、2023年7月12日に25年間のPPAが締結されたことを発表しました。電力販売価格は、契約期間中1キロワット時あたり2.1679バーツです。 これらのプロジェクトは、以下の通りです。 1. カムペーンペット・プログレッシブ・コミュニティ・パワープラント(8メガワット) 2. ナムポン・コミュニティ・パワープラント(8メガワット) 3. 北部再生可能エネルギー(4メガワット) これにより、ACEが取得した再生可能エネルギーFiT入札プロジェクトは、合計112.73メガワットとなり、うち15プロジェクト(合計92.73メガワット)は、2024年から2025年にかけて商業運転を開始する予定です。全18プロジェクトが稼働すれば、ACEは年間約650~680百万バーツの収益を見込んでいます。 現在、ACEは88の発電プロジェクトを保有しており、総発電容量は602.29メガワットです。このうち、23のプロジェクト(合計277.57メガワット)は既に商業運転中で、65のプロジェクト(合計324.72メガワット)は開発中です。ACEは、2050年までに温室効果ガス排出量ゼロ(Net Zero Emission)を目指す戦略を掲げており、世界のクリーンエネルギー業界をリードする企業となることを目指しています。