セントラル・パタナが1兆5000億バーツを投資 地域・都市開発戦略を強化
セントラル・パタナが1兆5000億バーツを投資し、ショッピングセンターを地域・都市のランドマークに変える戦略を推進。既存の4店舗(ピンクラオ、チェンワッタナ、バンナー、チェンマイ・エアポート)の大規模改装と、クラビ店の新規出店を計画。2025〜2026年にかけて順次オープンし、バンコクと地方の購買力獲得を目指す。
セントラル・パタナの開発・商業部門責任者、チャナワット・ウアワッタナサクン氏によると、多くのショッピングセンターのキャッチメントエリアが急速に変化し、独自の特徴を持つようになっている。消費者世代の変化に伴い、ライフスタイルや商品需要、購買力も変化し、特徴的な地域が形成されている。
この変化に対応するため、新規出店と既存店舗の改装において新戦略を展開。消費者の誘引力を高め、成長を加速させることを目指す。
新戦略の主なポイント:
- 「セントラル」ショッピングセンターを、各地域・都市の中心地に位置づける
- 外観・内装デザイン、飲食、子供向けエンターテイメント、教育ゾーンなど、地域住民のライフスタイルに合わせた特徴を強化
- 顧客の滞在時間を現在の平均2.5時間から終日に延ばすことを目標
投資内訳:
- 105億バーツ:4店舗(ピンクラオ、チェンワッタナ、チェンマイ・エアポート、バンナー)の大規模改装
- 45億バーツ:クラビ店の新規複合施設開発
各店舗のハイライト:
- セントラル・バンナー:55ライの敷地に大規模複合施設を開発。第一段階では「Urban Luxe & Lush Lifestyle」コンセプトのショッピングセンターに注力
- セントラル・ピンクラオ:トンブリー地区最高の総合デスティネーションを目指す
- セントラル・チェンワッタナ:モダンなデザイン、トップブランド、国際的ファッションブランド、ファミリーレストラン、子供向け遊園地などを導入
- セントラル・チェンマイ・エアポート:外国人観光客とチェンマイ市民をターゲットに、100ライ以上の敷地を活用した複合施設を展開
- セントラル・クラビ:売場面積47,500平方メートルのショッピングセンターを核に、将来的に高級住宅、コンドミニアム、ホテルを開発予定
チャナワット氏は「この戦略によってセントラル・パタナのショッピングセンターリーダーとしての地位を確実に強化できる」と述べている。
2024年9月11日 プラチャーチャートトゥラキットオンライン(2024年9月11日)