国際便受け入れに向けホアヒン空港の整備を加速

ホアヒン空港の開発計画を加速し、2025年第4四半期までに公共空港運営認証の取得と国際空港への格上げを目指す。滑走路の拡幅、路面補強、電気システムの整備を継続し、大型機と国際便の受け入れを目指し、観光復興を支援。
マノーポーン・チャルーンシー運輸副大臣は、空港局(DOA)に対し、ホアヒン空港(プラチュアップキーリーカン県)の開発計画の迅速な実施を指示。2025年第4四半期までに、公共空港運営認証の取得と国際空港への昇格を完了させ、国内線・国際線両方の受け入れ能力を向上させる方針。
また、プラチュアップキーリーカン県のエコツーリズムやマリンアクティビティなどの特徴をPRし、政府の観光振興政策に沿ってホアヒンをタイの重要なランドマークの一つとして推進する。
国際民間航空機関(ICAO)の基準に従い、滑走路を45メートルに拡幅する工事と、路面補強、電気システムの整備を継続し、大型機の受け入れを可能にする。また、運輸大臣の方針に従い、増加する旅客に対応するためのターミナルビルの改修または拡張を検討する。
2024年度、ホアヒン空港の旅客数は急増し、合計7.5万人を超え、COVID-19パンデミック後の観光の明確な回復を示している。
利用者の80%以上は、チェンマイ-ホアヒン-チェンマイ路線を利用する観光客。空港局は航空会社と協議し、東北部-南部や東北部-北部などの新規地域間路線の開設可能性を検討。また、以前運航されていたクアラルンプール(マレーシア)-ホアヒン-クアラルンプール路線の再開も視野に入れている。
空港局のダナイ・ルアンソーン局長によると、現在ホアヒン空港はB737型機2機の同時駐機が可能で、旅客ターミナルは時間当たり300人、年間86万人の処理能力を持つ。タイ・エアアジアが日曜、月曜、水曜、金曜に各1便のチェンマイ-ホアヒン-チェンマイ路線を運航している。
現在進行中の開発計画には2つのプロジェクトがある:1.滑走路の拡幅・路面補強と電気システム整備(予算2億3,980万バーツ)。B737とA320型機の受け入れを可能にする45メートル幅のアスファルト舗装が完了し、タイ民間航空局(CAAT)の基準検査中。2.滑走路16端のトンネル建設と安全区域拡張(予算3億バーツ)。2024年1月に工事開始、2025年4月完了予定。
2024年12月18日 プラチャーチャートトゥラキットオンライン(2024年12月18日)