セントラル・プーケット、6年の歩み：高級ゾーンを200,000平方メートルに拡大投資

セントラルグループが承認を発表：セントラル・プーケットの高級ブランド売場拡大に10億バーツを追加投資

これは、ショッピングモール事業の重要な展開を示す決定であり、少なくとも2つの面でレベルアップを図ります。一つは世界の観光都市と競争できる高級ブランドゾーンの拡大で、売場面積を200,000平方メートルに拡大します。この規模はバンコクのセントラルワールドに次ぐ大きさです。もう一つは「プーケット：世界クラスの高級ビーチシティ」としての特徴づけです。

10億バーツの追加投資

セントラル・パタナ（CPN）のマーケティング部門最高経営責任者、Dr.ナッタキット・タンプンシンタナは、タイの高級品市場が顕著な成長を示していることから、セントラルグループは高級品購買層のニーズに対応するため、セントラル・プーケットに10億バーツを追加投資すると述べました。

フロレスタ側の総床面積（GFA）を現在の180,000平方メートルから200,000平方メートルへと20,000平方メートル拡大する計画で、この新規投資による工事は2025年2月に開始され、2027年の完成を予定しています。

近い将来、セントラル・プーケットはウルトララグジュアリーブランドとブリッジラインを現在の16ブランドから25ブランドに拡大し、バンコク以外で最多の高級ブランドを揃える高級モールとなり、タイの高級品市場の成長潜在力を高めることになります。

「タイの高級品ショッピング市場は総額50億ドル（5,000億バーツ）と推定され、タイの観光業が力強く急速に回復していることから、今年から2028年までの5年間で年率6.15%の成長が見込まれます。これはシンガポールの高級品市場の成長率を上回ります」

タイの高級品市場はファッションが中心で、国内需要とソーシャルメディアの影響により成長しています。世界の高級品市場が減速する中、タイは力強い成長を続けています。これは高級ブランドの広告費がタイでの出店に向けられていることからも分かります。2024年上半期（1月-6月）の統計では214%の成長を記録し、アジアで最高となっています。世界的な高級ブランドの多くが、特に若い世代の購買決定に影響力のあるタイのKOLsをブランドアンバサダーとして起用し始めています。

アンダマン真珠を輝かせる5つのパズルピース

Dr.ナッタキットは、プーケットを世界クラスの高級ビーチシティとする5つの重要な要素を挙げています：

1.世界クラスのインフラ：プーケット国際空港は第2フェーズを2029年完成予定で、現在の1,600万人から1,800万人の観光客受入能力に拡大。最新の統計では、ロシア、中国、インド、オーストラリア、イギリスからの観光客が上位5カ国。年間約10万便（1日300便）の国内・国際便が発着し、年間1,000万人（1日3万人）の外国人旅客を受け入れています。

2.高級ショッピング＆ダイニング：バンコク以外で唯一15ブランド以上の高級ブランドを揃えるセントラル・プーケット。世界最高の水中レストランSu Va Naはドバイで世界料理賞を受賞。

3.超高級不動産＆ホスピタリティ：1億バーツ以上の物件が17プロジェクト以上あり、世界の富裕層に人気の高級不動産都市として、ドバイ、フロリダ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ世界第4位。過去20年間で地価が700%上昇。

4.エクスクルーシブな活動：5つのスーパーヨットマリーナ、16の世界クラスゴルフコース、28のミシュラン高級レストラン。

5.健康＆教育のグローバルハブ：9つの世界クラス病院によるメディカルハブと13のインターナショナルスクール。

外国人を魅了する温かい海

これら5つの要素により、プーケットはハワイ、モナコ、サントリーニ、マイアミに匹敵する世界的な高級リゾート地となっています。外国人観光客は、他の避暑地の冷たい海と異なる温かい海を特に気に入っており、ヨットでのダイビングは「ジャグジーで泳ぐよう」だと評価しています。最も重要なのは、世界クラスの高級ブランドショッピングとライフスタイル体験が可能なことです。

観光収入は2023年の3,880億バーツから、2024年のハイシーズンには5,000億バーツに達し、28%の成長が見込まれています。タイ人・外国人観光客数は16%増加し、県内総生産（GPP）は観光収入が80%を占めることから20%近い成長が予想されています。

「プーケットは一年中ハイシーズンの県で、最新の統計では観光客一人当たりの支出が34,336バーツとタイで最高です。これは高級観光市場として、世界的に有名なアンダマン海の美しさと相まって、高額消費の観光客を引きつけているためです」

2024年12月5日プラチャーチャートトゥラキットオンライン（2024年12月5日）