ビッグC、2025年事業計画を発表:未出店の4-5県への新規出店を加速

ビッグC、2025年の小売市場拡大に向けて前進。ビッグCがまだ進出していない4-5県に新規出店を計画し、中・大規模店舗に注力。既存店舗の改装も継続的に実施。2025年には「ビッグC ラーチャダムリ店」の新装オープンを予定。2024年末には「ワン・バンコク」プロジェクトに最新の「ビッグC フードプレイス」を開店し、観光客需要に対応。年末商戦では売上30%増を目指す。

ビッグC スーパーセンター社のアサウィン・テーチャチャルーンウィクン最高経営責任者兼社長は、2025年の事業戦略について、ビッグCがまだ進出していない4-5県に新規出店を計画しており、中・大規模店舗の展開に注力すると発表した。

2024年末には、「ワン・バンコク」プロジェクトに新業態「ビッグC フードプレイス」を12月にオープンし、観光客需要に対応する。店舗改装計画については、まず「ビッグC チャーンワッタナー店」の現代化を開始し、2026年の完了を予定。その他の店舗も検討中。

「2024年には既に18店舗の改装を実施しており、『ビッグC ラーチャダムリ店』も現在改装中で2025年に完了予定。2024年の投資予算は数十億バーツ規模。既に改装済みの店舗は非常に好評で、売上が10-20%増加している」

また、カルフールの商品をタイで販売する計画も進行中で、詳細は後日発表予定。さらに、ラーチャダムリ店7階のシヴァ神像設置が好評だったことから、他の観光エリアの店舗にもシヴァ神像を設置する計画がある。

アサウィン・テーチャチャルーンウィクン ビッグC スーパーセンター社最高経営責任者兼社長 年末商戦キャンペーンで売上拡大へ

アサウィン氏は、2024年の事業全体について、2桁の成長率を維持する見込みと述べた。年末の祝祭シーズンには消費者の購買意欲が回復しつつあり、「ビッグC」は「Big C Moment of Happiness」キャンペーンを展開し、2,000以上の商品を特別価格で提供する。

ブランド、スコット、ドーイカム、ドーイトゥン、シーノー、ピリヤプーンなど、主要パートナーから70種類以上の美しいデザインのギフトバスケットを99バーツから用意。ギフトバスケット商品は最大50%オフ、家電製品も最大50%オフ、しゃぶしゃぶ・焼肉パーティーセットは129バーツからなど、多数の特別オファーを提供。

また、40以上の新年限定商品も展開。ハーシーズ ナゲットミルク&ミルクアーモンドギフト缶、オレオボードゲームフェスティブ、S&P デリオバタークッキー、インペリアルクッキー青箱など、ビッグC限定商品を提供。10ヶ月間の0%分割払いと、最大36%のビッグCギフト券(18万バーツ相当)のプレゼントも実施。

「ビッグCは、すべての年末ギフトバスケットと新年商品が、大切な人への思いを伝える贈り物となり、あらゆる顧客層のライフスタイルに応えられるよう、品質の高い商品を厳選している。新規顧客の獲得と、顧客ニーズに合った商品選択を重視しており、このキャンペーンで売上30%増を見込んでいる」

来年の経済見通しについては、経済状況と購買力の不透明感は残るものの、政府の景気刺激策による資金注入が期待される。ビッグCの証券取引所上場計画は2025年中の実現を見込んでいる。

2024年11月18日 プラチャーチャートビジネスオンライン(2024年11月18日)