PDハウス、環境に配慮 デンマーク発の住宅建設イノベーション「バブルデッキ」を推進
大手ハウスメーカー「PDハウス」は、今年、イノベーションと環境配慮の両面を備えた企業が勝者となるという強いシグナルを発信
PD House International Co., Ltd.(PDハウス)のビジネス促進部門エグゼクティブアシスタントチェアマン、ティラポン・スワンナスット氏は、2025年の注文住宅市場について、住宅需要と消費者購買力の低下、バンコクや地方における価格競争の激化など、懸念材料が多いと指摘
今年は、プロフェッショナルなハウスメーカーにとって困難な年となり、新規参入や素人の住宅建設業者は撤退を余儀なくされる可能性がある。一方で、すでに適切な対応や準備を整えている事業者は、困難ではあるものの、今年を乗り切ることができると考えている
PDハウスは2024年後半に、2025年の経済動向と住宅建設市場の状況が様々な圧力要因に直面すると予測し、早期に対応準備を整えた。ターゲット消費者とのコミュニケーションチャネルの改善、従来の構造に代わるBubble Deck構造システムの導入などを実施
これらすべては、ターゲット消費者と一般市民に、PDハウスが省エネルギーと環境に配慮した住宅建設の真のブランドであることを強調し、伝えるためのもの
製品標準・設計部門エグゼクティブアシスタントチェアマンのジラパー・スワンナスット氏は、Bubble Deck構造システムはデンマークの建設技術と特許であり、通常は大規模建築や高層ビルの建設に使用される梁のないコンクリート床構造だと説明
コンクリート使用量(カーボンクレジット)の削減、建物への熱侵入を抑制する断熱性能(屋上や屋根からの)、建設中の変更制限の緩和(間仕切り壁の移動)、室内天井高の向上(梁がない)など、重要な特徴を多数有している
PDハウスは、この技術を戸建住宅や低層住宅の建設に導入する初の企業となり、2025年第1四半期末に正式に発表する予定
ターゲット消費者および一般消費者とのコミュニケーションについては、特に新しいウェブサイトを通じて、あらゆるプラットフォームやソーシャルメディアチャネル、そして全国各地に展開する支店で、明確な情報発信に注力する
さらに、「ERP(Enterprise Resource Planning)」システムを導入し、建設工事の計画・調整・進捗管理、会計・財務管理、購買・調達管理、建設コストの管理・分析、ペーパーレス化など、組織内の業務プロセスも改善
PDハウスは、高い不確実性を伴う経済状況に対応し、環境に配慮した住宅建設ブランドとしての地位を確立し、将来の成長機会や建設受注の拡大を確実に捉える準備が整っていると確信している
2025年1月24日 プラチャーチャートトゥラキットオンライン(2025年1月24日)