AWC、100億バーツを投じてPhenixを育成 タイを世界の食の目的地へ押し上げる

AWCが「Phenix」プロジェクトに100億バーツ以上を投資し、プラトゥーナム地区に世界クラスの総合的な食のセンターを開発。ミシュランレストランから屋台料理まで、265店舗が集結し、タイ料理の美味しさを世界レベルで体験できる場を提供。ガストロノミーツーリズム戦略を推進し、タイを世界の食の目的地にすることを目指す。6月26日に正式オープンの予定。

アセット・ワールド・コーポレーション(AWC)のワラパ・トライソラット最高経営責任者兼社長は、Phenix(フェニックス)プロジェクトの改装と開発に総額100億バーツ以上を投資し、世界クラスの総合的な食のライフスタイルセンターにすると発表した。

このプロジェクトは、バンコクのプラトゥーナム地区の中心部(旧パンティップ・プラザ/AECフード・ホールセール・プラトゥーナム)に位置し、卸売りと小売り(World's Food Wholesale Hub with Largest Food Lounge in Pratunam)を含む。2024年6月26日に正式オープンの予定。

主な特徴:

  • 「フードラウンジ」プロジェクトの下、ミシュランレベルから屋台料理まで256店舗が出店
  • Co-Livingスペース、イベントスペース、デモンストレーションキッチン、エンターテイメントエリア、会議室、セミナールーム、Phenix Auditorium Hallを設置
  • 様々なライフスタイルに対応したゾーン(Networking Zone、Chill Zone、Family Zone、Dining & Entertainment Zone、Grab & Go Zoneなど)を用意
  • タイ料理博物館の計画もあり、外国人観光客向けの新しい観光スポットとしても機能予定

このプロジェクトは、タイのガストロノミーツーリズム政策を推進し、タイを世界クラスの食の目的地(Food Ecosystem Destination)としてより明確に位置づけることを目指している。

ワラパ氏は、Phenixプロジェクトが「Flavor Gets Its Wing Worldwide」というコンセプトの下で開発され、世界クラスの美味しい体験を一箇所に集めると述べた。また、年間を通じて様々な食関連イベントやコンサート、エンターテイメントを提供する予定。

「1日あたり2万人以上のタイ人客と外国人観光客の来場を目標としています。また、今年後半の6ヶ月間に行われる様々なイベントにより、少なくとも15万人の追加トラフィックが生まれると予想しています」とワラパ氏は述べた。

2024年6月15日 プラチャーチャート・ビジネス・オンライン