AP、Homerunプロップテックを発表 タイ初のリノベーション済み住宅・コンド売買マーケット

約1年間の市場テストを経て、APタイランドの有望なスタートアップ「Homerun PropTech」は、いよいよ正式に始動します。

この事業は、1. Homerun PropTechが中古住宅を購入しリノベーションして再販売、2. 住宅やコンドミニアムの売り手が即座に全額の現金を受け取り、3. リノベーション済みの都市部の好立地物件を購入する顧客、という三者にとってWin-Win-Winのソリューションです。

APのスタートアップ投資の原則は、「…私たちは得意分野に集中し、社内の人材を支援する」という点です。

**新しい事業:Zero to Hero**

APタイランドの戦略・創造部門の副社長である「ウィタゴーン・チャンタウィモン」氏は、APは住宅不動産開発に注力しており、「Empower Living」をミッションに掲げ、人々が自分で選べる豊かな生活を提供することを目指していると述べました。

新たに紹介された「Homerun」というビジネスは、中古不動産の管理に特化したPropTechで、都市部の好立地にある中古住宅をリノベーションして再販売するというモデルです。大規模なデータ分析を基に、売却を希望する人と都市部の大規模住宅を購入したい人を結びつけ、リノベーション済みの物件を提供します。

この事業は、ゼロから始まり、6年以上の開発期間を経て成功を収めたスタートアップであり、APのトップである「ピチェート・ウィパワサパコン」氏と「アヌポン・アサヴォポーキン」氏の支援を受けています。

**成功要因:ゼロからヒーローへ**

Homerunは、都市部に多くある古いビルや住宅をリノベーションして価値を創造し、再販するプラットフォームを立ち上げました。Homerunは、APのインハウススタートアップとして、米国のケロッグ経営大学院で学び、PropTechやAmazonでの経験を持つ人材によって構築されました。

**ペインポイントを解決する**

「スパニダ・タンタンチン」氏は、Homerunは2023年に設立され、タイで初めて中古住宅のリノベーション事業を展開する企業であり、i-Buyerプラットフォームを基に事業を展開していると説明しました。

Homerunのビジョンは、中古不動産市場をリードし、4つの側面で新しい標準を創造することです。1. 流動性を高め、14日以内に査定結果を出す、2. 拡張性を提供し、古い住宅をすぐに売却できるようにする、3. 購入しやすさを向上させ、4. コミュニティの品質を向上させます。

**AIを活用した3つのステップ**

HomerunはAIを活用し、迅速な査定、リノベーションのデザイン支援、販売時の市場分析や投資収益計算など、あらゆるステップで技術を活用しています。

Homerunのリノベーション物件は、都市部に位置し、良好な立地条件を持っています。特にHomerun Flagship、Homerun Renovated、Homerun Selectの3つのモデルがあり、それぞれのニーズに合わせたリノベーションを提供しています。

2024年のビジネス計画では、500億バーツの投資を目指し、「The Hidden Gems Collection」プロジェクトを進めていく予定です。

「Homerunというブランド名には、家を通じて人々の生活の質を向上させたいという思いが込められています。Homerunは、中古不動産市場をリードする存在となることを目指しています」と述べています。

2024年10月2日 プラチャチャートビジネスオンライン (2024年10月2日)